あなたのプロジェクト、PMOコンサルティングが必要かもしれません
- 誠 【JPS】高根沢
- 8月25日
- 読了時間: 4分
更新日:5 日前
PMOを知っていますか?

「PMO」という言葉を聞いたことがありますか?プロジェクトに関わっている方なら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。多くのプロジェクトマネージャー(PM)は、PMOを「PMの補佐役」だと思っているかもしれません。
しかし、PMOの役割は単なるアシスタントではありません。今回は、プロジェクト成功の鍵を握るPMOの真の役割と、その支援形態について解説します。
PMOとPMやプロジェクトメンバーとの違い
まず、PMOの定義から見ていきましょう。
PMOとは、Project Management Office(プロジェクト・マネジメント・オフィス)の略称です。一般的に、PM(プロジェクトマネージャー)が特定のプロジェクトを率いる個人を指すのに対し、PMOは組織内の複数のプロジェクトを横断的に支援する部門や構造システムを指します。
この違いをさらに明確にするために、それぞれの役割を比較してみましょう。
プロジェクトマネージャー(PM):個々のプロジェクトの責任者であり、計画立案から実行、意思決定までを担う「現場のリーダー」です。
PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス):組織全体のプロジェクトを俯瞰し、PMがより良い意思決定を行えるように支援する存在です。
PMOは、個人の能力に依存するのではなく、プロジェクトを成功に導くための組織的な仕組みを提供します。
なぜ、PMOはプロジェクトに必要とされているのか?

「優秀なPMがいれば十分では?」「PMOに頼らないとプロジェクトを進められないPMは能力が不足しているのでは?」と感じるかもしれません。
しかし、本来PMは、日々のタスク管理や報告書作成といった事務作業ではなく、プロジェクトの成功に向けた戦略的な意思決定に集中すべきリーダーです。
プロジェクトの規模が小さいうちは、PM一人で全てを管理できるかもしれません。しかし、プロジェクトが大規模化し、複雑になるにつれて、開発、テスト、経費管理など、さまざまな部門との連携が不可欠になります。
予期せぬトラブルは、プロジェクトにはつきものです。
開発の遅延
メンバーの稼働状況の変化
コミュニケーション不足による進捗報告の停滞
重要な情報の伝達漏れ
これらすべてをPM一人で把握し、対処することは次第に難しくなります。
PMOコンサルティングがもたらす価値

こうした状況で必要になるのが、組織を横断的に支援するPMOの存在です。特に、外部の専門家によるPMOコンサルティングは、プロジェクトに新たな視点と価値をもたらします。
PMOコンサルティングの大きな特徴は、伴走型の支援形態にあります。
一般的に、外部のコンサルティングは特定の業務を代行したり、一時的なアドバイスを提供するのが主な役割です。しかし、PMOコンサルティングは、プロジェクトマネージャーの伴走者として、プロジェクトの成功という共通のゴールを目指します。
具体的には、以下のような支援を通じてプロジェクトを成功に導きます。
進捗管理と計画調整:プロジェクト憲章に基づき、WBS(作業分解構成図)を整理し、進捗を厳密に管理します。計画との差異が生じた場合、その影響を分析し、PMに具体的な情報を提供します。
リスク管理:プロジェクト全体で発生しうるリスクを網羅的に洗い出し、対策を立案します。
プロセスの標準化:PMOがサポートに入ることで、各部門のリーダーやメンバーの動きが統一され、より効率的・効果的にプロジェクトを進めることが可能になります。
PMOコンサルティングを導入すべき状況

ここまでの解説で、PMOについてご理解いただけたでしょうか?最後に、PMOコンサルティングを導入すべき具体的な状況についてご紹介します。
プロジェクトは、「今まで行ったことがない未知の活動」であるため、予期せぬ出来事が必ずと言っていいほど発生します。PMOは、その「未知」を乗り越えるための道筋を立てる専門家です。
PMOコンサルティングは、以下のような状況で特に効果を発揮します。
プロジェクトの規模が大きく、複雑になっている
進行管理や課題管理がうまく機能していない
部門間の連携がうまくいかず、非効率な状態にある
大規模なシステムの刷新や、新規事業の立ち上げなど、過去に経験のないプロジェクトを成功させたい
プロジェクトの進行に少しでも困難を感じているなら、ぜひPMOコンサルティングの導入を検討してみてください。専門的な視点と豊富な経験を持つPMOが、あなたのプロジェクトを成功へと導きます。
プロジェクトに関するお悩みやご相談は、いつでもお気軽にお声がけください。最適なご提案をいたします。