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ITだけじゃない!非IT領域業務でもPMOが業務支援で成功に導ける理由

  • 誠 【JPS】高根沢
  • 9月17日
  • 読了時間: 4分
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「PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)」と聞くと、多くの人がITプロジェクトやシステム開発を連想するかもしれません。


しかし、PMOの支援領域はIT分野に限定されるものではありません。


今回は、非IT領域のプロジェクトや、高い専門知識を要するプロジェクトにおいても、なぜPMOの有効な業務支援が可能なのか、その理由を解説します。



PMOの本質は「プロジェクト運営のプロ」であること


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PMOの真価は、特定の技術領域や業界知識に依存するものではなく、「プロジェクトを成功に導くための運営・管理の専門知識」にあります。


プロジェクトの規模や内容が何であれ、成功には共通の原理原則が存在します。


例えば、以下のような要素は、ITプロジェクトであろうと、新製品開発、業務改革、M&A後の組織統合、イベント開催といった非ITプロジェクトであろうと、同様に重要です。


  • 明確な目標設定と範囲定義

  • 詳細な計画策定と進捗管理

  • リスクの特定と対策

  • ステークホルダー間のコミュニケーション最適化

  • 予算とリソースの効率的な配分

  • 品質管理と課題解決


PMOはこれらの運営・管理プロセスを一貫して担当し、プロジェクトが円滑に進むよう業務支援を行います。


特定の専門知識が必要な場合でも、その専門家との連携を強化し、プロジェクト全体の方向性を見失わないように導く役割を果たすのです。



非IT領域でのPMO業務支援事例:業務改革から新規事業開発まで


PMO業務支援は、多種多様な非ITプロジェクトでその価値を発揮します。


  • 業務改革プロジェクト: 部署間の連携不足、非効率な業務プロセス、明確でない役割分担など、業務改革プロジェクトには特有の課題があります。PMOは、現状分析から目標設定、改善策の実行計画、進捗管理までを一貫して支援し、スムーズな変革を後押しします。


  • 新規事業開発プロジェクト: 市場調査、製品コンセプトの明確化、開発ロードマップ策定、リソース確保など、不確実性の高い新規事業においては、PMOが全体を俯瞰し、リスクを管理しながら、事業化までの道筋を効率的に構築します。


  • M&A後の組織統合プロジェクト: 異なる文化を持つ組織の統合は、人事制度、システム、業務プロセスの調整など、極めて複雑です。PMOは、関係部署間の調整役となり、統合計画の実行を支援し、早期のシナジー創出を促します。


これらのプロジェクトでは、各領域の専門家が個別の業務に集中できるよう、PMOが全体のリソース管理やスケジュール調整、リスクヘッジなどを担うことで、プロジェクトの成功確率を格段に高めることができます。



なぜPMOの業務支援は効果を得られるのか?


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「その分野の専門知識がないと、プロジェクトを管理できないのでは?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。


しかし、PMOの役割は、個別の専門業務を代行することではなく、プロジェクト全体の「マネジメントのサポート」にあります。


PMO外注することで、特定の技術や業界知識よりも、プロジェクト運営と管理の専門性というPMOの最大の強みをプロジェクトチームに取り入れ活用することができます。


外部のPMOは、各分野の専門家がその知識を最大限に活かせるよう、プロジェクトの枠組みを整備し、円滑な運営を支援する「ハブ」のような存在です。


非ITプロジェクトでもPMOの導入が効果を発揮する


PMOは、ITプロジェクトに限らず、業務改革、新規事業開発、専門性の高い研究開発など、あらゆる非ITプロジェクトにおいてその価値を発揮します。


PMOによる業務支援は、プロジェクトの遅延や失敗リスクを回避し、組織全体の生産性を向上させるための有効な手段です。


もし、貴社で進行中のプロジェクトが、複雑化している、リソースが不足している、あるいは専門知識の統合に課題を感じているのであれば、ぜひPMO支援をご検討ください。


プロジェクトの成功に向けて、プロフェッショナルな支援を提供いたします。



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